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2018年2月21日水曜日

海外の研究における暴力的なゲームと犯罪の関係について

■海外での暴力的なビデオゲーム対する印象




Violent Video Games Are Linked to Aggression, Study Says. But there's not enough evidence to suggest they are linked to criminal behavior.

暴力的なビデオゲームと犯罪行動の関係は、長い間、議論の的として研究され続けてきましたが、この二つの事象に強い結び付きはないと結論されているようです。

最近ではこうした暴力的なゲームが、ビジネスコンテンツとして莫大な利益を上げているため、一方で子供に悪影響になるのではないかと心配になる親がいてもおかしくないと思います。

一昔前までは、ビデオゲームは子供のおもちゃで、低俗な遊び道具だという世間の目がありました。(日本でもこの考え方が未だに根付いていると思います)

しかし、昨年でのビデオゲーム市場は、映画と音楽の総売り上げを足しても追いつかないほどの利益を生み出しています。もはや海外でのビデオゲームに対する印象は、主流ビジネスコンテンツの一つとして認識されているようです。

しかしながら、こうしたエンターテインメントの世界が主流になればなるほど、表現の自由に対する疑念が噴出するのは仕方のないことでもあります。それは映画やアニメ、漫画も然りです。

私も時々ビデオゲームで遊んでいますが、画面上での暴力表現が日に日に過激になっていく印象は確かに否めないと感じています。

In a report published Aug. 13, an APA task force reviewed more than 100 studies on violent video game use published between 2005 and 2013.
They concluded that playing video games can increase aggressive behavior and thoughts, while lessening empathy and sensitivity toward aggression.
The task force also concluded that although some studies suggested links to criminal violence and neurological changes, there wasn’t enough evidence to determine a connection.



研究では100パターンを用意し、ビデオゲームと犯罪行動における関連を調査し続けた結果、この二つが結び付くための十分な証拠がないと記事では書かれています。

よって、暴力的なゲームを遊んでいるからといって、子供が犯罪を起こすような性格に育つことはないというのが大方の結論です。

先ほども述べました通り、ビデオゲームは海外で莫大な利益を上げています。穿った見方をすれば、この研究結果が世論の反応を伺った可能性も想定されます。

こうした議論は精神的な要素も八割ほど影響するので、正解を導き出すのは至難の業だと思います。衝動的に犯罪行為へ走る人間は世の中に山ほどいますからね。ビデオゲーム以前の問題です。

まず親は子供がどんなゲームで遊んでいるか知っておきましょう。最近の過激なものは、グロテスクな表現が度を越している作品が多いため、研究結果がどうこうと心配するよりも、ちゃんと子供のそばにいて気に掛けることが大切だと思います。
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