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2018年2月20日火曜日

映画『ドント・ブリーズ』の感想

■日本語に訳せば「息をするな」ですが…




映画『ドント・ブリーズ』を鑑賞しました。

日本語に直訳すれば「息をするな」という意味ですが、実際は「音を立てるな」という印象ですね。ホラー映画というよりはサスペンス寄りかな。

監督さんが「死霊のはらわた」をリメイクした人なので、グロがキツめかなと恐る恐る見ましたが、全体的に残酷な描写は少ない感じでした。万人向けのホラーなので、カップルでの鑑賞はオススメかもしれないです。

盲目の人間を扱った映画では、オードリー・ヘップバーンが主演の「暗くなるまで待って」が有名ですが、こちらはその逆バージョンといった感じでしょうか。老人のキャラが強烈なので、ある意味ゾンビよりも怖いかもしれません。

…ただ、これって映画館での鑑賞はオススメできないかも。キャーキャー叫ぶ女性が一人でもいたら、映画の恐怖を心から味わえないと思いますよ😓


■どっちが悪者なのかハッキリしないところがスッキリしない




ここからは少しネタバレになるのですが、最後の老人の告白は必要だったのでしょうか?

主人公たちは犯罪を行う側であるため、老人に襲われても仕方ないということもありますが、ラストの展開により「悪者」の立場が逆転します。どちらが悪か分からない状態になるため、最後はスッキリしないモヤモヤしたものが残ってしまう感じですね。

結局、家に侵入した女性は助かるのですが、当然ながら(?)老人に追われる身となって終幕を迎えます。ようするに続編への期待値を高めることに成功した訳です。

老人のキャラクターが際立っていたので、一作目で消えるには惜しいと判断されたのかもしれませんが、この後どうするんだろ…。「次の舞台は刑務所だ」みたいな展開にでもなるのだろうか?

まあ不満点はそこくらいなので、近年ではなかなかの力作ホラー映画として評価されると思います。部屋を暗くしての鑑賞が正しい楽しみ方かもしれませんね。その時は声を出さない人と一緒に見ることをオススメします😆
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